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リング上のプーチンにブーイングの嵐 |
先日格闘技のリングに上がったプーチンに対して観客がブーイングの嵐を浴びせかけるという珍しい事態が起こったそうだ。この様子を早速反体制ブログで知られるアレクセイ・ナヴァーリヌィ(А. Навальный)氏が動画で紹介したところものすごい反響があったという。 モスクワの競技場でロシアの格闘家フョードル・エメリャエンコとアメリカの総合格闘競技家ジェフ・モンソンが対決。血だらけの試合はエメリャンコの勝利に終わったが、これを客席で見ていたプーチンがどういうわけか、リングの上に上ってスピーチを始めた。それに対して観客がブーイングと口笛で答えたというのだ。 プーチンが公衆の面前でスピーチするときは事前に綿密な準備がなされるのが常で、今回のように即興のスピーチをするというのは異例のことだ。格闘技好きのプーチンのことだから、ロシア人の勝利につい興奮して、羽目を外したのかもしれない。 ともあれこれは、絶対と云われたプーチンのカリスマ性に影がさしてきていることの証拠だ、と穿った見方をする向きもある。 ナヴァーリヌイ自身は「一時代の終わりだ」とコメントをだし、リベラル派のウェブサイト「gazeta.ru」は、「公共のイベントでプーチン氏に対する嫌悪感が発露されたことなど、いまだかつてなかった」とコメントした。 |
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作者:壺齋散人(引地博信) All Rights Reserved (C) 2011 このサイトは、作者のブログ「壺齋閑話」の一部を編集したものである |