ロシア情勢を読む |
HOME|ブログ本館|東京を描く|水彩画|ブレイク詩集|フランス文学|西洋哲学 | 万葉集|プロフィール|BSS |
ロシアの風刺画は絶滅するか |
世界文学のうちでも、ロシア文学はもっともユーモア感覚に満ちたものだった。ゴーゴリの一連の作品は、これが人間の生き様かと、深刻に考えさせられるものがある一方、人をして哄笑させずにはいない、底抜けのユーモアに彩られている。 笑いが横溢する文化は、人が作り得られる限りの、もっともすばらしい文化といえる。 ところが、いまのロシアほどユーモアと無縁の社会はないと、ロシアの良心といわれる人々が嘆いているという。 なにしろ、プーチンを笑いの種にしようものなら、それを書いた本人は無論、手を貸した連中まで十把一絡げに弾圧される。弾圧などというと、少しはスマートに聞こえもするが、ロシア社会における、権力の弾圧とは、人が人であることを忘れさせられるほどえげつないものだ。(上の風刺画は、ロシアのWEBサイトに投稿されたもの) |
HOME|ロシア情勢 |
作者:壺齋散人(引地博信) All Rights Reserved (C) 2011 このサイトは、作者のブログ「壺齋閑話」の一部を編集したものである |