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女装するプーチンとメドヴェージェフ


上の絵は、たったいま官憲から押収されたもの。サンクト・ペテルブルグの美術館に展示されていたもので、作者はロシア人画家のコンスタンチン・アルトゥニン氏。ご覧のとおり、プーチンとメドヴェージェフと思われる人物が、女性用の下着を着て並んで立っている絵だ。二人とも表情は男のままのいかつさだが、それが女性らしい装いとミスマッチを引き起こして、何ともユーモラスな効果を演出している。

だが、ロシアの誇り高き官憲の目には、ユーモラスでは済まなかったようだ。ロシアには政治家への侮辱を禁止する法律がある。この絵はその法律に明らかに抵触するゆえ、押収しないわけにはいかぬ、無論こんなものを描いて展示した作者も罰しなければならぬ、というわけだろう。

アルトゥニン氏がどのような意図からこんな絵を公衆の面前に披露したか。そのあたりはわかっていない。ただ、氏は自分の行為を後悔しているようだ。ここままでは豚箱にぶち込まれるのは確実な故、フランスへの亡命を希望しているという。(写真はEPAから)





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